ずっと気になっていた宅配便の梱包材があります。小さなものを注文した時に使われている梱包材なのですが、何故気になっているかと言うとこの梱包材、浅い箱が二つ合わさった形で側面が美しい曲線ラインなのです。
嚙み合わせを良くして隙間をなくす目的なのだと思いますが、このラインがカルトナージュをしている者にとって妙に気になって・・。
布を貼ってトレイにしたくなると言いますか・・。そんなことを思うのは私だけでしょうか?
実際に曲線ラインを描いてテンプレートを作りトレースしてカット・・という作業を考えると何だか捨てるのが惜しい気がして。
そこで・・この梱包材でトレイを作ることにしました。物好きですね・・。
2枚を切り離して曲線ラインでない側面も2か所あるのでそこを入れ替えて糊で接着。
貼る前には曲線ラインのトレースもケント紙にしておきました。
内側は水張りテープで補強しました。
すごく浅いので外側は1枚の布で貼れました。
ここからが結構大変です。トレースした曲線ラインのケント紙を内側面に当てながら補正していくのに手間がかかりました。もともとが腰のない薄手の段ボールなので扱いづらく形も定まらない感じです。
それでもやっとケント紙が調整でき布を貼って残るは内底。
ミシン刺繍をした生地をケント紙に貼って完成と思いきや、内貼りに厚手のケント紙を使ってもまだ少しふにゃふにゃした感じで心もとなく・・。
そこで薄手のカルトンで台座を付けました。台座を付けることで安定感が出てひと安心。
やっと完成です。如何でしょうか。
細かいことを言えばきりがないのですが、薄い段ボールから作ったにしてはまぁまぁな出来かな、と自己満足。
ちょっと楽しいチャレンジでした。
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