アトリエカルトナージュ・サティフィカコースのレッスン課題の完成画像を生徒様にお送り頂きました。
今回の課題は「マグネット付きティッシュケース」です。
本体と蓋に予めマグネットを埋め込んで作るマグネット開閉のティッシュケースです。
そのほかにもプルミエ(初級)でこれまで学んだテクニックを多く使った課題なので、きちんとそのテクニックが身に付いているかどうかを確認できる機会にもなります。
今回選ばれた生地はデザイナー大西和子さんのブランドPJC KAZOKO ONISHIのエンブロイダリーレースの生地「すみれ」です。ご自身もPJCのお洋服のファンということで、お手持ちの生地を使われました。
この刺繍はボーラー刺繍なので生地にはごく細かい穴が見えます。時間と手間のかけられた
それは美しい生地です。
左側に映っているのは同じ生地を使ったお洋服が掲載されているPJCのパンフレットです。
ご丁寧に作品と一緒に撮影してご紹介下さいました。
お洋服も美しいですね。
綿ローンの薄い透け感のある生地に繊細な刺繍が施されている生地なので、作品製作に当たっては裏打ちをして使用されています。
リバティのタナローンなどもそうですが、ごく薄手の生地はそのまま貼るとよれてしまったり扱い辛いことが多いので裏打ち紙で裏打ちすることにより処理しやすくなります。
丁寧な作業が作品の美しさをさらに際立たせています。
これまで学んだテクニックが完璧に身に付いていらっしゃるのがわかります。
生地も美しいのですが、仕上がりも素晴らしいです。
多くの色合いの糸が使われているので同じ生地でも場所によって全く表情が違います。
いつまでも見ていたい気がします。
ティッシュの取り出し口の裏処理は難しいものですがとてもきれいにできています。
多くの時間と手間をかけて作られる生地なので本当に美しいですね。
ご自身でお好きなブランドの生地を使って作られたカルトナージュの作品は愛着もひとしおだと思います。そういうことができるのがカルトナージュの素晴らしいところですね。
プルミエ(初級)の課題もあと少しです。次回の作品も楽しみにしております。
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